日本中でもっとも人の出入りが多い街といえば、やはり東京なのではないでしょうか。
人口が多いということで言えば、東京都心近郊の都市が多いのですが、人がやってきてはまた去っていくという入れ替わりの激しさで言えば、東京にかなうところはないと思います。
そのため、賃貸マンションもタワーマンションなどの高層マンションが増え、狭い土地で多くの人が暮らせるよう都心ほどマンションが多くなっています。
マンションなら上へ上へと居住空間を増やせますので、たくさんの人が住むことが可能です。
そんなマンションの賃貸は住人が入れ替わるたびに鍵の交換という需要がでてきます。
前に住んでいた人と同じ鍵のまま暮らすのは、もしかしたら前の人がスペアを作っていて、それで空き巣に入られるかもしれないという不安が残ります。
目の前で新しいシリンダーに取り換えてもらうのを見ておけば、安心して新しい生活を賃貸マンションで始めることができるでしょう。
鍵の交換というと、紛失してしまったので、防犯上危ないということで取り換えられることが多いという認識でしたが、東京のような大都市となると、住人が変わるごとに取り換えるという需要も多いのだろうなということに気づきました。
そのため、おそらくは交換を専門に行っているプロフェッショナルがいると思われますので、賃貸マンションの経営者や不動産管理会社が、そうした鍵を取り扱う業者のひとつやふたつとは、必ずコネクションを持っているのではないでしょうか。
都心に住むという利便性を選ぶからこそ、しっかりと防犯対策もしておかないと、都会なだけにさまざまな犯罪も起こります。
空き巣は貴重品をいっさいがっさい持って行ってしまう上に、安心できるはずの場所をそうでない空間に変えてしまう怖さがあります。
紛失以外にも鍵の交換の需要がある街というのは、大都会ならではの宿命を背負っていると言えるのかもしれないと思います。