東京は空き巣件数が全国1位です。
人口に対する犯罪件数の割合は、全国7位になります。
特に狙われやすいのは一戸建て住宅で、全体の22%と中高層住宅の倍以上にも及びます。
これは不安を煽るのではなく、客観的な事実です。
では一戸建てではどのような対策が必要かというと、侵入方法から分ります。
1)ガラス破り、2)玄関ドアの施錠開け、3)ドア錠破りです。
最も可能性が高い侵入方法は、1から3の順になっており、この順の通りに防犯対策するのがベストでしょう。
2や3は、ピッキングや鍵穴にドリルを入れてシリンダーを破壊する行為の事で、これを防げる製品に交換すれば十分です。
現在では、ピッキングが絶対的に不可能ではないかと思えるほどの製品が安く出回っています。
ドリルによるシリンダー破壊にも十分耐えられるような構造になっているのです。
そうした製品を設定すれば済むでしょう。
一方、1は窓ガラスに対して、防犯フィルムを貼るだけでは終わりません。
十分ではないのです。
防犯フィルムは時間稼ぎや侵入者への心理的な圧迫要因となり効果は期待できます。
ですが、時間が掛かってもガラスを割ることができれば、クレセントに手を回して進入できてしまうのです。
現在では、暗証番号付きのクレセントが市販されています。
また、それとは別にシリンダー錠を窓に設置する方法もあり、鍵がなければ開かないようにできるのです。
こうした手段を講じることで、初めて万全といえるのではないでしょうか。